滋賀県多頭崩壊 れみちゃん

ご無沙汰しております。
大きなレスキューがあったときにしか更新できていない。。
そして本当ならそんなときはこなければいい。

先日、滋賀県でうさぎの多頭崩壊が起こったのは
皆さまのご存知の通り。

詳しくは
もよままさんのブログ 滋賀動物愛護推進員と保護動物たち。
うっとこのこさんのブログ うっとこのこ
でご確認ください。

簡単に説明すると・・・
おじいさん宅でうさぎの多頭崩壊が起こりました。
その原因となっているのが別の場所に住んでいる息子夫婦。
けがをした、病気になった、きにくわない、など自分勝手な理由で
うさぎをおじいさんの家に遺棄。
遺棄されたうさぎがおじいさんの家で繁殖。

そんなことが起こっていたようです。

文中、うさぎの衝撃的な写真が含まれております。
すべて私の目の前で起こったことではありますが、
気分が悪くなる方もおられるかもしれません。
そのため閲覧注意とさせていただきます。
また、写真の無断転載はご遠慮ください。
※写真はすべてうっとこのこさんに許可をいただき掲載しております。

私はレスキュー当日、動物病院に行ってから
少し遅れて現場到着。

その時には既にほぼ全ての子が
保護され、キャリーに入った後でした。

体調を崩してしまうような室内で
はいつくばってうさぎを保護してくださった
ボランティアさんたちには感謝。

病院でいただいてきたレボリューションを
それぞれにして
それからナンバリング作業をするために
一人ずつ抱っこして写真から撮影。

その中で一人だけ
私、この子抱っこしたくないと
キャリーの中での撮影になった子。

それがれみちゃんです。

保護うさぎ れみちゃん

私たちがレスキューに入った週の水曜日に
おじいさんの家に息子夫婦が
「ケガをしたから」と、れみちゃんを遺棄にきたそうです。

異様に太っていて、むくむくで
パッと見て
なんだろう、なんかおかしいと思った。
相当数のお子を妊娠していても
あんな体型にはならないと思う。。
とか考えながら、、

先につけられていた雌雄判断の
れみちゃんのメスのマークの横には 息 と書いてあった。

現場でどの子をどのボランティア様に
お願いするか考えていた時、
れみちゃんは本当は別のボランティアさんに
お願いしようかと思ったけど
やっぱり気になって
どちらにしろ当日に動物病院に行く予定だったので
私が連れ帰ることにした。

一旦家に帰り、病院に連れて行きたい子とれみちゃんを連れて病院に。

先に病院にこられていた来られていた
うっとこのこさんご夫婦と話しながら
順番を待っている途中
れみちゃんが急変。

慌てて看護師さんに酸素室に入れてもらう。

そのまま待機していると看護師さんが
呼びに来て
呼ばれて診察室に入ったら
先生がもう蘇生を始めてた。

「今心臓が止まりました」

と言われても、まだそんな気持ちを準備していない。

待って。
まだれみちゃんと出会って数時間しか経ってない。
病気なら治療して元気になるんだよ。
呼吸が悪いならうちには酸素濃縮器だってある。

そんなことが頭の中をグルグル回転しながら
れみちゃんの腕を思わず掴んだ。

保護うさぎ れみちゃん

保護うさぎ れみちゃん

死亡確認後、分かる範囲でいいから
原因と思われるものがあるか
先生に聞いてみた。

先生は遅い時間なのにわざわざエコー検査をしてくださった。

胸水、腹水はなし
胎児はいない
陰部にひどいただれあり
陰部に下痢のあとと思われる汚れあり

れみちゃん

推測にはなりますが
数日前、れみちゃんが息子夫婦がおじいさんの家に放棄した前後から
れみちゃんは下痢をしていた。
(だから陰部が随分と爛れていた)
そのため長い間、低血糖状態になっていたのではないか

あくまで推測ですが、
そんな話を先生としました。

息子夫婦がれみちゃんを遺棄しなければ・・・
息子夫婦がもっときちんとれみちゃんのお世話をしていれば・・・

息子夫婦が許せないけれど
そんな息子夫婦にれみちゃんを売った人間がいるのも確かで
そんなことができる世の中を許容している人間である私たちがいるのも確かで

こんな悲しいことが起こるたびに、
私は簡単に打ちのめされる。

れみちゃんは私が供養いたしました。

次は最初から幸せなおうちに生まれることができますように。。。

 

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1件のコメント

  1. […] れみちゃんが亡くなった次の日のこと。 […]

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